2023/03/16更新

第8回次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-8)

 次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス実行委員会は、令和5年3月9日(木)に「第8回次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-8)を福島大学にて開催しました。発表者の学生をはじめ、企業や研究機関で福島第一原子力発電所廃止措置に関係する研究者・技術者等計85名が参加しました。
 学生による研究発表は、口頭発表とポスターセッションにより行われました。口頭発表では、廃炉技術部門、燃料デブリ・廃棄物部門、分析技術部門に分かれて計19件、ポスターセッションでは7件の発表があり、活発な議論が行われました。
 また、原子力損害賠償・廃炉等支援機構の山名元理事長及びJAEA/CLADSの佐藤優樹主任研究員による特別講演も行われ、廃止措置の現場に適用さている最新の研究開発成果等の紹介も行われました。
 口頭発表は研究部門ごとに研究奨励賞を選出し、その中から最優秀フロンティアスピリット賞1名を、ポスター発表は最優秀ポスター部門賞1名を選出し、表彰を行いました。

表彰一覧

最優秀フロンティアスピリット賞
研究奨励賞 分析技術部門
柳澤 華代(福島大学)
「難分析核種のダイレクト定量イメージング分析法の開発」
研究奨励賞 廃炉技術部門 里見 穂(東京大学)
「ジオポリマーを用いた格納容器下部ジェットデフレクター開口部の止水研究」
研究奨励賞 燃料デブリ・廃棄物部門 永井 翔(東北大学)
「高アルカリ地下水の流動を伴う花崗岩亀裂内におけるCa-Si系水和物の析出挙動に関する基礎的研究」
最優秀ポスター部門賞 樽見 直樹(東京都市大学)
「燃料デブリ収納缶での水素低減を目的とした触媒開発に係る研究-水素発生対策添加材の適用方法の検討-」
  • 口頭発表
  • ポスターセッション
  • 招待講演
  • 受賞者

開催概要

 東京電力ホールディングス(株)の福島第一原子力発電所の廃止措置は、長期にわたるプロジェクトであり、このようなプロジェクトを遂行していくには、今後の廃止措置を担う若い技術者や研究者の育成が必要かつ喫緊の課題となっています。この課題に対し、学生のための「次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(Conference for R&D Initiative on Nuclear Decommissioning Technology by the Next Generation : NDEC)」を2016年から開催してきております。
 NDECは、人材育成を目的とした学生の研究成果発表の場であり、廃止措置に関係する若者が互いに成果を発表し、切磋琢磨することで研究に対するモチベーションを高める場となることを目指しております。
 今回第8回目は、福島大学を会場に開催いたします。
 学生(大学院生、学部生、高専生)の皆様からの研究発表を募集いたしますので、奮ってご応募ください。聴講のみの方も歓迎いたします。

主催 次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC)実行委員会
共催 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
開催日 2023年3月9日(木)9:30~16:00
(9:00受付開始)
開催場所 福島大学 M講義棟
福島大学キャンパスマップ
実施内容 以下PDFを参照ください。
NDEC-8プログラム(PDF、282KB)
参加費等 参加費無料

発表する学生には、交通費と宿泊費を支給します。
申込方法 下記申込フォームより参加登録をお願いいたします。
研究成果を発表される方 
 ※発表登録〆切:2023年2月 5日(日)2月17日(金):延長しました
 ※要旨投稿〆切:2023年2月19日(日)2月22日(水):延長しました
聴講される方
 ※参加登録〆切:2023年3月3日(金)

新型コロナウィルス感染防止策チェックリスト
(PDF、274KB)
お問合せ先 実行委員会事務局(JAEA CLADS研究推進室内)土田、田中
E-mail: